8月1日土曜日

こんにちは!みなさん!

ご無沙汰しております、お元気でしたか?

近頃多忙にて、ついブログ更新を怠っておりました・・・

関東甲信越地方もようやく梅雨明けのようです。

今年の梅雨には本当にうんざりさせられました。

豪雨による被害に遭われた方に衷心からお見舞い申し上げます・・・

ところで、私みらい代表は、平成11年7月から27年4月まで約16年間、信州諏訪農業協同組合に勤務しておりました。

当初、営農部茅野市南部営農センターにて、生産資材の農薬・種苗担当、ライスセンターや青壮年部事務局なども担当させていただきました。

その後、JA長野中央会出向(長野市)、本所監査室、人事課などに従事し、平成27年、かねて法律系資格にて独立開業を希望しておりましたので、後ろ髪惹かれながらも退職することを決意しました。

旧長野県JA大学校の桜(長野市松代)

JA在職中はたくさんの方にお世話になりました。またたくさん勉強する機会を与えてもらいました。私が現在保有している資格のほとんどはJA在職中に取得したものです。そのおかげで現在飯を食えてます。

また在職中は、上司、同僚職員にも恵まれ数えきれないくらい飲み会したことが今でも楽しい記憶として残っています。また営農部、青壮年部事務局でしたので多くの組合員さんにも大変よくしていただきました。

おかげさまで非常に楽しいJA生活でした。

「去る者は日々に疎し」という言葉があります。

学校を卒業したり、職場を退職すると、かつてかかわりがあった方ともだんだん疎遠となっていくのが世の常です。

このことは私もよく理解しており、退職する際は、「ああ、これで皆さんともかかわりがなくなるのだなあ」と当然覚悟の上で退職いたしました。

ところが、当事務所は開設以来本当に多くのJAの組合員、役職員の皆様よりお仕事(農地3条・4条許可、相続、公正証書遺言等)ご紹介・ご用命賜っています。

それどころか一部の方々とは未だに飲み会等の変わらぬ交流の機会が続いております。

本日はここに改めて厚く御礼申し上げたいと存じ、この記事といたしました。

当事務所をご紹介・ご用命くださいますJA信州諏訪の組合員さん役職員の皆様、本当にありがとうございます。

一組合員としてJAの活動を応援し、地域のためにできること微力を尽くしてまいりたい所存です。

本当にありがとうございます。

ところで話は変わりますが、皆さんはJA(農協)ってどんな組織かご存じですか?

農業生産がさかんな地方ではJA(農協)は身近なものであるけど、都会の方はあまりイメージしにくいかもしれません。

農協とは?

農業協同組合(のうぎょうきょうどうくみあい、通称:農協〈のうきょう〉)は、日本において農業者(農民又は農業を営む法人)によって組織された協同組合である。農業協同組合法に基づく法人であり、事業内容などがこの法律によって制限・規定されている。なお、全国農業協同組合中央会が組織する農協グループ(総合農協)を、愛称としてJA(ジェイエー、Japan Agricultural Cooperativesの略)と呼び[1]、略称として「JA〇〇」の呼称を用いている。

Wikipediaより引用

簡単に説明いたしますと、JAとは、相互扶助の精神のもとに農家の営農と生活を守り高め、よりよい社会を築くことを目的に組織された協同組合です。

この目的のために、JAは営農や生活の指導をするほか、生産資材・生活資材の共同購入や農畜産物の共同販売、貯金の受け入れ、農業生産資金や生活資金の貸し付け、農業生産や生活に必要な共同利用施設の設置、あるいは万一の場合に備える共済等の事業や活動を行っています。

その事業の目的は、株式会社と異なり「株主利益の最大化」ではなく、「組合員の利益の最大化」にある。

つまり利潤の配当は第一の目的ではなく、組合員さんが求めるサービスをいかに効率よくタイムリーにお届けするかを目的としています。

先の大戦の終戦時、焦土化したわが国ではまずなにより食料の確保が急務であり、農協を中心に農業の効率化や機械化を進め農業生産力が増加し、年々国民の食生活が安定しエンゲル係数が下がった。そして余った資金で家電や自動車などを購入できるようになった。高度経済成長期は人の流れや経済の東京一極集中が進む中、単位JAは地元の雇用を確保し、地元資本で構成されていることにより(地区外の方は原則加入できない)、出資配当よる都会への資本流出を防ぐことができた(多くの大企業の本社は東京にあるので)。地域経済の発展にも大きく寄与してきた。

戦後の日本において、農協が果たしてきた役割は非常に大きかったと考えています。

しかし、今日では経営の合理化の趣旨から広域合併も進み、以前と比べて小回りが利かなくなってきた点も否めず批判の声があるのも実情です。このためJAグループでは農協の新しい在り方を自主的に模索する活動「JA自己改革」を進めており、今後の10年間ではその成果が大いに期待されるところです。

私がJA長野中央会教育部に出向していた折、当時の教育部次長さんの「協同組合論」講義の最後におっしゃっていた言葉が忘れらせずにいます。

曰く、

「協同」とは、「資本主義」でも「共産主義」でもない「第三の道」だよ、

その目的は「飽くなき利潤の追求ではない」

「中庸の道だ」

「資本主義は人類が無意識に生み出した最高の傑作である」

哲学者の吉本隆明さんがおっしゃった言葉だが、資本主義は飽くなき利潤の追求につき進み、環境問題などややもするとその弊害もある。

「協同の道」はそうではなく、

あくまで、「知足」の道だ。

このような趣旨のお話をされました。

知足」と書いて、レ点つけて漢文読みすると「足ることを知る」と読む。

「足ることを知る」、近ごろ年取ったせいか、非常に胸にしみるお言葉です。

人類が満足を知らずにどこまでも開発を進めたらこの地球はいったいどうなってしまうのか?また一部の人のみが足ることを知らず富が偏在が進めばどうなってしまうのか?

私は基本的には資本主義に賛同しておりますが、それでも近頃この世界中での富の偏在はもう少し何とかしたほうがいいと思っています。

「知足」

Withコロナの時代では、飽くなき利潤追求ではなく、「知足」とか「中庸」を旨とした生き方が求められているような気がしています。私も「足ることを知り」を身の丈をわきまえた、地に足をつけた生活を送りたいと考えています。

結論を申しますと、「利潤の追求」を第一目的とする株式会社だけでなく、「協同組合」や「NPO法人」などの営利を主目的としない組織もあり続けることが、社会にとっても今後も必要ではないかと思っています。皆様も引き続きJAグループをご愛顧ご利用のほどよろしくお願いいたします。

これからの方は「組合員加入促進運動」に取り組んでいますので、まずは最寄りのJA支所・支店等をのぞいてみてください。地銀や他のホームセンターなどでは得られない何かがあるはずです。

日ごろは皆さま本当にありがとうございます。

引き続き当事務所をよろしくお願いいたします。

梅雨もようやく終わり「協同」の七色の虹のようですね。美しいわが国土です。